こんにちは!history for peaceです。

2018年12月9日に開催した東京大空襲の体験者の方のお話を聞く会を中心に、history for peaceを東京新聞に取り上げて頂きました。

リンク:若者が継ぐ戦争の記憶 墨田で学生ら空襲体験聞き取り

【本文】

戦争から歴史の教訓を学ぼうと、市民団体が東京大空襲などを体験した人から話を聞く取り組みを続けている。戦後七十四年。若い世代の責任として風化する戦争の記憶を受け継ぎ、未来にバトンを渡そうと真剣に向き合っている。 (大沢令)

 昨年十二月九日、墨田区押上一の東京空襲犠牲者遺族会の事務所。一九四五年三月十日の東京大空襲について、当時十五歳だった星野雅子さん(89)=同区=が記憶をたどりはじめた。

 本所区小梅(現墨田区内)の自宅近くにあった防空壕(ごう)に逃げ込んだが危険が迫り、錦糸公園で一夜を明かした。米軍のB29が操縦士の姿が見えるほどの低空で、勝ち誇って飛んでいるように見えたという。

 戦争が刻んだ暗い影にも触れ、「兄は体が弱く兵隊に行けずに肩身が狭い思いをした。障害のある人、戦争の役に立たない人はそんな目で見られた時代だった」と証言した。

 「東京空襲の体験を聞き、交流する会」を企画したのは、市民団体「history for peace(ヒストリー フォー ピース)」。この日は大学生らが体験に聞き入った。

 団体はNPO職員で代表の福島宏希さん(36)=横浜市=が二年前に開設。会員制交流サイト(SNS)でメンバーを募り、十~二十代の若い世代が集まった。これまで星野さんの夫で遺族会会長だった星野弘さん(故人)や東京大空襲・戦災資料センター(江東区)館長早乙女勝元さんなど計十五人から体験を聞いた。戦後補償問題など毎回テーマを考えて勉強会も重ねている。

 福島さんは「体験は千差万別。最大公約数化した一般的な話では得られない個人の生々しい感情に触れられる」と指摘する。

 SNSを見てメンバーに加わった専門学校生の後藤美佳さん(21)は「本には載っていないリアルな戦争体験を聞くことができる。若い世代にとっても戦争が遠い昔の話ではないと気付かされる」と話す。

 高校生の時に広島の平和記念公園を訪れ、戦争の教訓と向き合う大切さを実感したという大学一年の桐山愛音さん(19)は「戦争のない未来をつくることが今を生きる人間の責任だと思う」と訴える。体験者からの聞き取りを基にVR(仮想現実)で再現する試みも考えているという。

 遺族会の榎本喜久治事務局長(84)は「空襲や戦争のことを考えてくれる人が少しずつ広がっているような実感がある」と期待を寄せた。

 団体のホームページは、http://historyforpeace.org/

 

若者が継ぐ戦争の記憶

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